ラバファルトとは？
ラバファルトはブロンアスファルトを基材に、自動車の潤滑油廃液を再利用して開発した、フィラー入り特殊アスファルトです（ゴムは入っていません）
道路補修材として、耐久性・経済性・施工性・材料特性・環境への配慮を考慮して開発されました。
≪ラバファルトの主な用途≫
- ・オーバーレイ前のクラック抑制（アスファルト舗装、コンクリート舗装）
- ・パッチング前のクラック抑制・舗装のハガレ防止（アスファルト舗装、コンクリート舗装）
- ・橋床版・Boxカルバート部の防水層（コンクリート床版、鋼床版）
- ・クラック・目地のシール（アスファルト舗装、コンクリート舗装）
- ・段差修正・振動を小さくする（アスファルト舗装、コンクリート舗装）
※ラバファルトは国土交通省の新技術情報提供システム（ＮＥＴＩＳ）に登録されています
（登録番号ＴＨ－０２００６４－Ａ 『クラック抑制ラバファルト塗膜工法』）
国土交通省 新技術情報提供システム（ＮＥＴＩＳ）の登録情報はこちら（外部リンク）
※ラバファルトはフィラー入り特殊アスファルトとして特許を取得しています
（日本特許第２１１５６６２号・第３７１９６００号）（米国特許NoUS6,805,738B2）
ラバファルトの７つの特徴
１．環境に配慮した舗装補修材です
自動車のエンジンオイル廃液を再利用し、環境に配慮しています。
ラバファルトの材料組成は、ブロンアスファルト・自動車のエンジンオイル廃液・消石灰などで、四季の気象変化（暑さ・寒さ）に対して、性状変化（硬さ・軟らかさ）の小さい補修材です。
２．夏の暑さに溶け出しません
走行車両のタイヤに付着してクラックより引っ張り出されたり、車両のフェンダーに付着するようなことはありません。
３．施工後１０～２０分後には交通開放できます
ラバファルトは施工性が非常に良く、施工後１０～２０分後には交通開放ができます。舗装もかけられます。
４．舗装体のハガレを防止できます
ラバファルトは既設舗装体と新しい舗装体と密着一体化し、クラックの抑制・舗装体のハガレを防止することができます。
５．舗装切削機械にからみ付きません
ゴム系の補修材とは違い、次回補修作業時に舗装切削機械にからみ付くことはありません。
また、舗装廃材は再生できるので産業廃棄物にならないことも大きな特徴です。
６．超薄層表面処理ができます
厚さ１ｍｍ～１０ｍｍの超薄層表面処理ができるので、舗装では解決のしにくい段差修正が可能です。
ラバファルトは振動による苦情箇所を処理し、解決しています。
７．加熱溶解して使います
溶解時間が短く、すぐに現場で使うことができます。
小さく砕いてありますので０．１ｍのクラックシール・０．１㎡の表面処理から、長い延長・大きい面積までの施工に対応できます。
ラバファルトが使える補修個所
打換個所の応急処理 （パッチング） クラック抑制・舗装ハガレ防止
クラック・目地・施工ジョイントのシール
コンクリート床版の防水層・橋面防水シートの不良個所
打換個所以外のクラック抑制・コンクリート舗装の目地補修
平坦部の表面処理・ジョイント部の個所
マンホール廻りの個所・舗装のハガレ個所
ラバファルトの主な採用先
○国土交通省
○防衛省
○都道府県各機関
○市町村自治体
○東日本高速道路株式会社
○中日本高速道路株式会社
○西日本高速道路株式会社
○首都高速道路株式会社
○成田国際空港株式会社
○（独）水資源機構
